姉なるもの 2巻
こんにちは、やしちです。
今回は「姉なるもの 2巻」について感想を書いていきます。
「もくじ」
姉なるものとは?
まずは「姉なるもの」とはどんな漫画なのか。
天涯孤独な少年・夕は、世話になっていたおじの家の蔵で、美しくも冒涜的な何かと出会った。【千の仔孕む森の黒山羊】と呼ばれる「それ」に、夕は自分の姉になることを願う。すると「それ」は「千夜」と名を変えて、彼の姉になり……? 名状しがたい姉弟の物語、ここに開幕。(コミックウォーカーより)
クトゥルフ神話になじみがある方にはお馴染みなのではないでしょうか。旧世界の支配者であり、元ネタの【千の仔孕む森の黒山羊】は結構な化け物です。
しかし!当コミックでは表紙のようなかわいいというよりも美人なお姉さんとして登場します。
本当に日本人の擬人化する力はたくましい…すさまじいですね(褒め言葉
お姉ちゃんになってください!
1巻で無事?主人公の姉になった千の仔孕む森の黒山羊こと千夜姉。
私のお姉ちゃんにもなってください。どうすればなってくれますか?儀式的な?
人間世界の知識が乏しい千夜姉。行動一つがエロイです。もうわかってやってんじゃねぇか?コレ。
旧支配者と一緒にすごす夏
そうめんを食べたりスイカ割りしたり蚊に食われたところを吸い出してもらったり一緒の布団で寝たりいたって健全です。
健全ってなんだ?
スイカ割りは千夜姉水着でがんばっちゃいます。お風呂上りもばっちり収録。それにイチイチ照れていては弟とはいえませんぞ!
しっかり甘えるのです。お姉ちゃんもそれを望んでいるに違いない。
千夜姉は主人公の夕くんのことになると冷静を保てません。蚊に食われたところ=穢されたと捕らえる千夜姉は自分の触手(髪を触手にできる)で夕くんを浄化します。
浄化というか触手プレイだな。
最後は失神してしまうのですが、夕くんが失神してしまったのはなぜなのか。顔が赤くなっているし服の中にも入っているとこを見ると…。
時折あるシリアスシーン
千夜姉の過去の記憶に千夜姉そっくりな女性がシルエットで出てきたり、蔵の地下室には人間とねずみを足して2で割った動物が何体もいたり(千夜姉に瞬殺さる)と、ただただエロイもといお姉ちゃんとのひと夏の思い出、というわけではないようです。
入院中のおじさん(夕くんがお世話になっている家の持ち主)はまるでSAN値がピンチを通り過ぎたようになっています。
千夜姉も夕くんの姉というスタンスですが、種族は人間ではなくあちら側が基本です。
それからお話自体が夕くんの回想のように進みます。まるで今は一緒にいないかのように。
こまけぇことはいいんだ
いろいろありますが、そんなことは些細なことです。夕くん目線になって千夜姉に甘えるスタンスで読んでいけばいいと思います。
姉スキーのすべてが凝縮された「姉なるもの」。お勧めです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。