『感想』イロモンガール 1巻
こんにちは、やしちです。
今回は「イロモンガール 1巻」の感想になります。
「もくじ」
表紙にだまされるな!
主人公は売れない若手女お笑い芸人の碧海玲奈。表紙の女の子です。夢は日本中の女の子の憧れの的になる女芸人。
表紙をパッと見だと「また萌え漫画かよ」と思われそうですが、さにあらず。これはお笑い芸人というお仕事をテーマにした、お仕事コミックです。
確かに主人公の玲奈や同期の景ちゃん、少し先輩のあやめさんはルックスのレベルが高いです。こんなにかわいい女芸人は見たことがありません(失礼すぎる)。
しかし、そこにあるのは芸人としての悩み、挫折です。泥臭いです。
天然というよりも天真爛漫
玲奈は天然というよりも天真爛漫です。面白いと思ったネタはライブでこそ使わないものの(パクリになる)友人との飲み会などでは平気で使います。
売れている同期は普通、妬みの対象になります。その意趣返しとしてではありませんが、絶対に真似をしません。でも玲奈はしてしまう。面白いから。
ただ玲奈。天真爛漫であるがゆえ周囲の評価を気にしていません。自分が面白い=周囲も面白いの図式です。芸人としてこれは致命的でした。
飲み会でこのことに気がついた玲奈。お笑いが怖くなります。
あれだけライブやオーディションでスベっているのに気がつかないっていうのはすさまじい鈍感力です。誰も笑ってないんですよ。あるのは失笑。
ようやく芸人らしくなる
自分がスベっていることに気がついた玲奈。
それを見てシェアハウスで暮らしている先輩のあやめさん。
「ようやく芸人らしくなってきたわね」
芸人は常にお客さんからの評価にさらされます。それは素人の私が考えても恐ろしいこと。仕事としてならなおさらでしょう。
しかも事務所ライブで最下位だったらクビ、という宣告まで受けてしまいます。
むしろこれまでよくクビにならずにいれたもんです。懐が広い事務所なのか、芸人の事務所ってそういうものなのか?
そこから玲奈の猛勉強が始まりました。
大事なところでネタとばす(あるある探検隊風に)
クビのかかったライブ当日。お客さんの反応がいまいちなことからネタを飛ばしてしまいます。
コンビだったら相方がフォローできそうですがピン芸人の辛いところですね。
そこで玲奈、「何で笑わないの?」と逆切れ。これがなぜかウケてしまう。
この逆切れもネタと思えば斬新というか。女芸人の切れ芸と見れば珍しい。
そのまま言いたい放題言って舞台をはけます。
編集後記
私としては超ネガティブな景ちゃんが良い味だしてました。ネガティブですぐ死にたくなるんだけど、なんだかんだで玲奈を気遣っている。
同じ目標に向かってがんばっている若い人は見ていて気持ちがいいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。